Monday, February 11, 2013

ボッコちゃん


「ボッコちゃん」というショートショートは、バーのマスターが作ったボッコちゃんという美人なロボットについての話である。マスターはいつも家に帰ってから暇だったので、趣味としてロボットを作ることに決めた。ボッコちゃんができた後、バーのマスターはボッコちゃんをバーのカウンターの中に入れた。客はうまくできたボッコちゃんがロボットということに気がつかなかった。

「美人な女だな」と思った客はボッコちゃんと話してみた。ボッコちゃんは名前と年を聞かれた時はちゃんと答えたが、頭がからっぽだったため、他の質問はだめだった。例えば、「いつ映画へ行こうか」という質問には、ボッコちゃんは答えられなかった。そのようにこまった時はボッコちゃんの後ろの信号が出、マスターが助けてあげた。

客はボッコちゃんにも飲ませたが、ボッコちゃんは酔わなかった。バーのマスターはボッコちゃんが飲んだ酒をプラスチク管から酒を集め、飲んだ。

客の中に、一人ボッコちゃんに熱をあげる青年がいた。その青年はボッコちゃんと話せるようにいつもバーに通い多く飲んだために、バーの支払いに困っていた。青年は父親にお金を借り、今晩で終わりと思い、バーに行った。
 
ボッコちゃんにもう会えなくて悲しいという理由で、青年はボッコちゃんを殺すことに決めた。ボッコちゃんと飲んでいる時に、ポケットから薬の包みを出し、グラスに入れ、ボッコちゃんに飲ませた。ボッコちゃんが毒薬を飲んだ後、青年は帰った。ボッコちゃんはロボットなので、死ななかった。バーのマスターはプラスチック管から薬が入っていた酒を集め、残ったお客に奢り、マスターも飲んだ。

みんなが死んだ後、ボッコちゃんは一人でバーのカウンターの中に立っていた。

4 comments:

  1. 星新一の「ボッコちゃん」は思いがけず暗かった。最初、「ボッコちゃん」は普通のSFのショートショートと思ったが急に技術の話しから殺人の話しになってしまった。その上にボッコちゃんを殺そうと思った少年の目的は心中じゃなくて利己的な殺人だった。。。全然好きじゃなかったん。。。
    ショーショートのタイトルは「ボッコちゃん」なので最後の生きている何も分からないボッコちゃんは何のテーマを表すかなと思っている。ロボットを作ったらどんどん人間がなくなってロボットしか残っていないというメッセージ?
    みなはどう思う?

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  3. ボッコちゃんと言うショートショートは不思議な話でした。話の始めはおかしい話だと思っていた。道楽で人工的な美人なロボットを作ることは普通の物語ではないと思ったので全然どうなるか分かりませんでした。最後の部分は急におかしい話から暗い話に変わって人間が全死んで私非常に驚きました。少しショックを受けた。
    私の個人的な意見ですが人工的なロボットは危ないというテーマだと思います。この理由で話は悪く終わると思っていた。ボッコちゃんの話にはサスペンスが含まれているから読むのが面白かったと思います。

    マリ

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  4.  「ボッコちゃん」というのショートショートはとても変なストリーだと思った。現在、ロボットについての話はよくあるが、このストリーはちょっと違うと思う。アメリカのSFでは、ロボットはいつも人間のように話したり感情を表したりできる。一方、その話のボッコちゃんは簡単な話しかできない。人工知能がなくて、とてもシンプルなロボットである。
     このショートショートを読み始めたばかりの時は、楽しくて面白い話だと思った。しかし、最後にボッコちゃん以外のみんなは死んだということがちょっと分からなかった。もう一度読み、分かったが、とても驚いた。どうしてみんなは死んだ?作家は読者にどんな意味を理解させたい?最後にみんなは死んだということは面白かった、しかしどんな意味があるか分からない。

    シンシア

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